内科・糖尿病内科 坂谷内科
0798-33-6644

糖尿病内科


糖尿病とは、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を細胞が取り込めなくなり、血液中の糖の濃度が高くなる病気です。健康な人なら、インスリンというホルモンがしっかりはたらいて、血液中のブドウ糖を細胞に送り込んでエネルギー源にしたり、あるいは脂肪やグリコーゲンという物質に変えて蓄えたりするのですが、何らかの原因でこのインスリンの量が不足したり、うまく細胞に作用しなくなったりした状態が糖尿病です。
糖尿病の怖いところは、高血糖が続くと動脈硬化が促進されてしまう為、全身の血管が痛み、神経の働きが障害され、動脈硬化性疾患や網膜症・腎症・神経障害などをはじめとする合併症を引き起こしてしまうところです。
治療は、まず食事療法と運動療法を行います。これだけで正常値になる患者様も多いのですが、糖尿病が進行したケースや、食事・運動療法だけでは血糖値がうまくコントロールできない場合には、内服薬やインスリン療法を行うことになります。

当院での糖尿病診療内容

  • 食事療法・運動療法・薬物療法を基本とする血糖コントロールと細小血管症(網膜症、腎症、神経症)の合併症予防
  • 糖尿病前期・耐糖能異常からの脳梗塞・心臓病に関する合併症予防
  • 肥満糖尿病の方にメタボリック症候群、肥満、かくれ肥満、非アルコール性脂肪肝炎の検査・治療と共に質の高い血糖コントロールを行い、併せてファットスキャンCT、ドップラー超音波検査、頸動脈エコー検査などきめ細やかな診断・治療を実施
  • PWV(脈波検査)によるABIマーカー検査から糖尿病性PAD(閉塞性動脈硬化症)のスクリーニング検査を実施

糖尿病は大きく分けると「1型」と「2型」の2種類があります


発症: 子どもや若い人に多い
体型: 正常~やせている人が多い
原因: 自己免疫などにより
膵臓のβ細胞が破壊
治療: インスリン注射

発症: 中高年(40歳以上)に多い
体型: 太った人に多い
原因: 遺伝、生活習慣、肥満、
ストレスなど
治療: インスリン注射

1型糖尿病

膵臓のβ細胞が何らかの原因で壊れていき、インスリンがなくなってしまう病気です。
 原因ははっきりとはわかっていませんが、多くは免疫系の異常により自らの細胞が攻撃される「自己免疫」によるものと考えられています。
1型糖尿病では、血糖を下げるホルモンであるインスリンの分泌が極度に低下するか、ほとんど分泌されなくなるため、血中の糖が異常に増加し、重篤な症状を引き起こしかねません。発症時にのどが渇く、尿が多くなる、急激にやせるなどの症状があらわれてきますので、その時にすぐに治療を受ける必要があります。


2型糖尿病

2型糖尿病は生活習慣による影響が強く、日本人に最も多いタイプの糖尿病です。日本の糖尿病患者さんの約95%以上の方は2型糖尿病です。加齢や遺伝的要因のほか、食べ過ぎや運動不足、肥満、ストレスなどが要因となり、膵臓が疲れた状態になり、インスリンの分泌障害やインスリンが効きにくくなるインスリン抵抗性が組み合わさってぶどう糖が細胞へ取り込めなくなり、血糖が上昇します。


糖尿病を放置すると危険です

糖尿病を治療せずに放置しておくと、さまざまな血管障害の危険があります。
特に網膜症・腎症・神経障害は糖尿病の3大合併症と言われています。その他に、動脈硬化を促進してしまうため心筋梗塞、狭心症、脳卒中などが起こりやすくなります。また、足の血管に動脈硬化が起きると、血行が悪くなって栄養が届かなくなってしまい、組織が破壊される「壊疽(えそ)」が起こりやすくなり、最悪の場合足を切断しなければなくなる状況になりますので、注意が必要です。

糖尿病は血糖をコントロールすることが重要です

予防接種
糖尿病の治療は高血糖をコントロールすることが重要ですが、食事療法や運動療法を行っても血糖値が目標値まで下がらない場合は、薬物療法で治療を行います。



1型糖尿病の場合

初期よりインスリン注射による治療を行います。
※治療中、食事をとる時間や量、インスリン注射の量などにより血糖値が下がりすぎると、低血糖を起こすことがあります。低血糖状態では、脱力感、手足のふるえや冷や汗などひどい場合は、意識を失ってしまう場合もありますので、症状に気づいたら早めに対処できるように、常にブドウ糖が補給できるように持ち歩くことが必要です。


2型糖尿病の場合

生活習慣の改善、食事療法、運動療法を行っても効果が不十分な場合は、血糖値をコントロールする経口降下薬やインスリンによる治療を行います。インスリン注射の治療により、血糖のコントロールが良い状態になると内服薬での治療になることも多いです。

医院概要

クリニック名
坂谷内科
〒662-0927 兵庫県西宮市久保町8-5
Tel:0798-33-6644
診療科目
内科・糖尿病内科
診療時間
診療時間
アクセス
阪神バス「交通公園前」下車後、東へ100m